掃き出し窓に縁台と階段をDIYしたら庭との距離が近くなった。

掃き出し窓と庭の落差が約60cmあって降りづらく、これまでずっと玄関から回っていたので、縁台と階段を作りました。ウッドデッキを作るまでの間にあわせです。
 
 

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材料は廃材を利用。ツーバイフォーでも。


無職の現在、無駄に材料費はかけませぬ。とっておいた廃材から使えそうなやつを見繕ってきましたよ。家の解体前の2階和室で使われていた引き戸の枠とかです。
掛け金とかついていたり多少溝が掘ってあるけど気にしない。
 
ゼロから作るなら、2×4(ツーバイフォー)材を使うかなぁ。安いから。
「水濡れに弱くて数年で腐る」って言われてますけど、塗装なりをきちんとやればそんなことはないし。
 
ただし窓の外に庇も何にもなくて、雨が降ったら100%ずぶ濡れになるところだったら水に強いヒノキ材を使うと思います。
 
 

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台となる部分を作る

窓に合わせて幅は90cm × 奥行き55cmの小さめの縁台を適当に作りました。
 

土台のコンクリがすでに傾いているのであてにならず、脚の長さを現物あわせで決めています。面倒くせっ!
 
 
でもDIYでは現物合わせが一番確実なので、この作り方がおすすめ。
 

先に台となる枠をツーバイフォーなんかで組みます。
それを窓枠の外に置き、適当な段ボール箱やブロックや雑誌で高さ調整して水平をとり、脚の長さを測る。
なお、土の上に脚を直置きすると沈んじゃうので、コンクリートブロックとかを置きましょう。
 

水平器はマスト。
 
 

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階段を作る


階段の角度と長さを決めているところです。これまた現物あわせで。
 
いまナナメにつけてるのは長さを測るためだけの角材なので、廃材すらもったいなくて、あとは腐るのを待つのみってな廃材を超えた廃材を使ってます。角度とかちゃんと見るにはメジャーを当てるだけだとちょっと不安で。
 
けっこうゆったり目の階段にするつもりでしたが、狭い庭の通路を塞ぐのもなんなので、出っ張りすぎないように角度はシンプルに45度にしました。
 
踏み板は1×8材を使うので奥行き(踏面)は約18cm、段高は約20cmで計3段の階段とします。
 
 

建築には当然、人間が動きやすく、ぶつかったりつまづきづらい寸法というものがあり、階段は特に建築の用途によって細かく法律でも決まっています。
もちろん個人宅の工作なので法律を遵守する必要はない(建築確認とか出さないので)ですが、そういう基準になるような数値をざっと知っておくと、作るときに細かく悩まないで済みます。
法規制による階段寸法(有効幅、蹴上、踏面、踊場)
建築基準法上の階段有効寸について

 
 
 

階段の桁(けた)は1×4材。強度がちと不安ですが、試しにこれで。
踏み板をはめる溝を掘っているところです。
こういう作業の時、ほんとスライド丸ノコって神の工具だなって思います。
 
こんな加工やってらんねーって場合は、溝の代わりに小さめの角材を桁に打ち付けて、その上に踏み板を載せる形で作るとよいと思います。
 
 

階段の最上段は当然縁台と高さを合わせるわけですが、踏み板が他の段とおんなじ1×8材だと台と干渉します。
なので半分の幅の1×4材に。
 

ただし最上段が1×4材だけではさすがに強度が怖いので、台の方に角材をつけてそれで支えるかたちとしました。これでまぁ、大丈夫でしょ。
 
 

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完成!


できました。縁台の部分はデッキ材をスノコのように貼るとかっこいいと思うのですが、ちょうどいい材料がないので余っていたコンパネです。
縁台の下には土のストックなど置いておけます。取り出しが容易にできるよう、階段は取り外しできるようにしました。
 
 

階段のズレ防止にダボを入れています。
 
 
強度が怖い強度が怖いと言いながら材料をケチって作りましたが、意外としっかりしたのが出来上がりました。80kgくらいまでは十分いけるんじゃないかな。
 
最後に柿渋を全体にじゃぶじゃぶ染み込ませて、防水&表面処理も完了。
花壇を作ったあたりから柿渋を多用していますが、なんのことはない、一度開けたらさっさと使い切らないとダメになるからです。以前やっちゃってね、なんかボトル内でゼリー状のものが生成されてました。
 
木の質感をそのまま活かしたいなら、この防水材がおすすめ。めちゃくちゃよく弾きます。

 
 
さぁ、これで庭仕事がもっと楽しくなると思われるのですが、次はガーデンサンダルの適当なやつがなくて困ってます。もうしばらく玄関から回ることになりそうだ。