実際住んでる僕が思う、掘り込み式車庫のメリット。地下の安定感半端ないって!

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我が家は掘り込み式のガレージ(車庫)。こんな感じで道路面からコンクリート製の洞穴が奥に伸びています。
 
これ、再建築の際に宅地造成に余計なお金がかかったりするので、中古住宅市場では敬遠されがちな物件だそうですね。
僕が愛読する住宅の本でも、こういう敷地は非推奨。「煮ても焼いても食えないので買う前なら避けるべし」と。
 

 
確かに土地だけ欲しいなら、こんな余計なデカブツが埋まっていたら困る。
でもそれがある家にリノベ前提で住もうと考えるなら、日々の暮らしにはなかなかにメリットが多いです。いつかする(かもしれない)家の再建築・再築造はさておき、そう敬遠したもんじゃないと思いますよ。
 
 

東京大雪であらためて感じた、掘り込み式ガレージの強み。

2018年1月、関東地方は久しぶりの大雪でした。
 

急遽外出は取りやめて家でできる仕事をしていましたが、どんどん景色が変わっていくのが楽しくて、時折窓から外の写真を撮ってました。
 
そして、悪天候時ほど掘り込み車庫のありがたみを感じるけど、この日は格別でした。
 
掘り込み式車庫 雪の日
ほら。
この見た目だけで頼もしいよね。雪山で洞穴があったら逃げ込むでしょ?
 
 

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日々暮らしてて感じる、掘り込み式車庫のメリット

悪天候に強い

  • 大雨・大雪でも濡れずに乗降できる
  • 車へのダメージを気にしないで済む
  • 大雪でカーポートの屋根が潰れる心配がない

 
道路より上にあるので浸水もないし、ちょっと困るのは風で落ち葉が舞い込むことくらい。それでも車に積もったりなんかしません。
 
台風も大雨も大雪でも車のことを気にかけずに済むし、なにより乗降・荷の積み下ろしのときにも濡れない・傘必要ないのは本当に楽。
特に小さい子がいるとチャイルドシートに乗せるのに時間がかかるので、このありがたみは計り知れない。
 
 

大雪の日、車から雪下ろしをするお向かいさんを横目に、優雅にチェーン装着キメてました。
 
 

収納スペースになる

  • 替えのタイヤ・洗車道具に始まり、長尺の角材など、大概の荷物は放り込んでおける
  • 壁を利用して棚をつけることもできる

 
 

防犯面でも優秀

  • シャッターを閉めれば全方位囲まれるので、平置きよりはるかに安心

 
 
と、駐車場・物置としてかなり優秀。
 
7月の猛暑日の今、この記事を加筆修正していますが、夏の炎天下に車を放り出したときのあの絶望的な車内温度。あれがないのもめっちゃくちゃ嬉しい。車内が熱くならないから、エアコンもすぐ効きます。
 

梅雨入り〜秋の台風がおさまるまでの時期は、毎日のように思います。「掘り込み車庫めっちゃ楽だわー」って。
夏でも冬でも、地下の安定感半端ない!

 
 

掘り込み車庫の物件を中古で購入するならここに注意

奥行きと高さ

車が入らなかったら大問題。しっかりメジャーを当てて確認を。
うちの車庫は天井高2mギリなので、キャンピングカー欲しいなーなんて思った時もあったけど、無理だった。友人のステップワゴンやエクストレイルは入れられました。
また、車庫前面から敷地境界線までに少し余裕があるので、軽自動車2台はギリギリ入る。
 
 

大きなクラック、天井部分の剥落

さすがにやばい。再築造するなら上物の家もぶち壊さなきゃいけないから。表面の細かなヒビくらいならモルタルやペンキで十分対処可能と思いますが。
 
崩落するかは構造にもよると思うので、自信がなければ専門家へ。
うちのはコンクリートの筒を埋め込んでいる、つまり天井も壁も床も一体化している構造なので、経年で表面のわずかな剥離はあれど、天井丸ごと落ちてくることはないと思っています。
 
 

浸水・排水の具合

ご近所の同じような掘り込み車庫を見る限り、物件によって状態はまちまちです。
施工時なのかその後の沈下かで奥の方が沈んでいて水が溜まりがちな物件、地下水の通り道で常に水が染み出してきてしまう物件など。
 
うちは幸いにも良い方でした。梅雨どきなど、敷地への降雨がキャパを越えると奥から水が染み出てきますが、6〜9月にときおりそれが起こるくらい。
 
これから購入を検討している方は大雨が降った翌日かその次あたりに見に行って確認してみることをおすすめします。でないと車にもよくないし、日々ストレスになるから。
 

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家の建て替え時の問題、僕はこう考えてる。

我が家は掘り込み式ガレージの上に乗っている古家を直しながら住んでいる状態。
購入時で築40年だったので、さすがに生涯住むのは無理。どこかのタイミングで建て替えは必須となるでしょう。

その際に気になることはやはり多々あります。

  • ガレージは残せるのか(経年のダメージ等、問題なければそのまま使うでも)
  • 継続利用が不可能なら、掘り出し、処分し、再築造する費用がどのくらいかかるのか

など。
 
これには実はひそかに建築土木技術の革新に期待している僕。
 
画期的な土留め方法が開発されて上の土地はそのまま車庫を掘り出せるようになるかもしらんし、はたまたコンクリートの耐久性を飛躍的に高める補修材が実用化されるかもわからんし。
 


こんな例もある。
 
 
ま、それが叶わずともどうにかなるんじゃないかと、あまり心配してません。
掘り出して残土と一緒に処分し、埋め戻しはしないで費用節約。そこに深基礎で車庫を作ってその上に家建てるとかどうだろー、なんて、いろいろ妄想はしています。
 
あとは建築雑誌とかをたまに読んでみて、そういう実例や建築士さんはチェックしてますね。
今の技術でもつまりお金があればどうにでもなるのだから、建て替え時までにしっかり稼げるようになっとけばいいんだって思ってます。
 
 

建て替えや再築造の事例はこれから増えてくると思う

考えてみれば掘り込み型車庫なんて作られ始めたのはここ50年くらいじゃないでしょうか。
山を削ってのニュータウン開発と鉄筋コンクリートの技術の向上、それに自家用車の普及。これらが重なってから出始めたものでしょうし。
 
するとつまり、その初期の物件はこれから建て替え事例が本格的に増えてくる時期なわけです。
団地やマンションの建替えもそうですが、高度成長期の家が約50年の寿命を迎えるサイクルの、終わりの始まりが今の時代。
 
そう考えると、いい解決方法はこれからどんどん出てきてくれる気がしないですか?
なんて、素人の勝手な想像ではありますが。
 
なんであれ、「いつかくるけどまだ来ない」ときのことをあれこれ心配してもしょうがない。
そのときのマイナス要素ばっかり見てないで、それまでの毎日をメリットを享受して過ごすほうがずっと楽しいと思うんですよね。

楽観的ですみません。

 
 
余談ですが、上に1ページ載せた本はこちら。

家づくりをする上で知っておいた方がいい土地や間取りのことが全部載ってる、教科書みたいな本です。短くて簡潔な文章と明確かつ色味が楽しいイラストでスイスイ頭に入ってきます。
これから家を作る人、探す人は必読。
 

同シリーズのこちらもおすすめ。
家を建てる予定のない人でも読んで損のない一冊です。こうしたらもっと暮らしがよくなるんじゃないかっていうアイデアがいっぱい詰まってます。