馬台(ウマ台)、もしくはソーホース。つまり作業台ですが、これがあるとないではDIYの作業効率が段違いです。
作業台を特に用意せず地べたで木工など始めると、端材が出たり、木屑が出たり、工具を使っては放り出し、作業スペースを確保するためにそれらを片付け、もしくは移動し、また散らかり、の繰り返しとなります(経験上)。
作業台を設けて作業スペースを地面から浮かせてやればそれらは一挙解決となり、グンと作業効率が上がります。端材・木屑は落として、最後に掃除すれば済むのです。
なので、DIYをやりたい人はぜひウマ台を作りましょう。材料も安い角材でいいし、多少失敗しても問題ないので入門にもってこい。
材料と作りかたは
いろんな形状・素材・作り方があるけど、僕のは赤松の桟木(さんぎ)を使いました。
ちょっと幅広(48ミリ)でやや薄め(28ミリ)の角材。長さによるけど3〜400円ってところです。
これを好きな長さに2本切って、逆T字になるようにビス留め。
そこへ脚4本を横からビス留めしてやれば完成という、超かんたん構造です。
なお脚は安定感が出るように、かつカッコよく見えるように、末広がりに取り付けたいところ。
そこで、縦横15度づつ角度をつけて切っています。
この角度切りがちょっと厄介ですが、ウマ台を作るほどDIYやる気なら、いっそスライド丸のこを買ってしまってはいかがでしょう?めちゃおすすめなんだけど。
完成ー。
使わないときは、スタッキング可。場所を取りませんとは言わないけど、当然1台よりは省スペース。
15度の角度切りが難しかったら、無理に末広がりに作る必要もないです。作業台としてなら直線切りでだって全然用をなしてくれるでしょう。
ちなみにほとんどのホームセンターでは角度切りは対応してくれないと思います。
なので、ブラケットを使って手軽に作るのも十分アリだと思います。
DIY熱が高まっている近年、とても人気です。この手のブラケット。木+鉄の無骨な組み合わせになるのがいいよね。
アマゾンベーシックでも出ててびっくり・・・
ウマ台はショップっぽいインテリアにも相性良し
ちょっと作り方が違うけど、ショップ内装に使われているのを見かけました。
インダストリアル系(=工業系、工場テイスト)とかちょっと無骨なインテリア、人気あるからなぁ。
中でもこれは、木材のチョイスとか斜めに入れた材が上手いんです。それによって、いかにも「現場っぽい」アイテムに素朴感がプラスされて、可愛さが出ている。
こういう作例を見ると、細めの材で小さめのウマ台を作って飾り棚にするのとかもありですな。
DIY入門にウマ台、オススメです。
なおインテリア用に作るのであれば、ぜひぜひ、ビス穴にまで気を配ってほしい。