連続ビス打ちなど、強力でパワフルな作業を得意とするインパクトドライバー。電動ドライバーの仲間の中は、こんなポジションです。
このページではその用途や特長や、買って後悔のない製品を紹介します。
インパクトドライバーの特長や用途
買うべき人はこんな人です
・作りたいものがウッドデッキとか。小屋とか。
・セルフリノベーションしたいとか。
なおDIY初心者でまだドライバー系の電動工具を何も持っていない人は、「電動ドリルドライバー」の方がおすすめですが、いきなり作りたいものが上記のものなら、インパクトを最初の一本に選ぶのもアリです。
インパクトドライバーの仕組みと、作業の向き不向き
ザックリした概念図ですが、こんな仕組み。
モーターで回転させつつ、トルクがかかる(負荷が大きくなる)と軸に付いてる突起をハンマーが連続して打ちつけ、回転する方向に力を添えます。
それによってモーターへの負荷が軽減されるので、多量のビスや太め&長いビスを連続して打つといったシチュエーションに強いわけです。
逆に繊細な作業は苦手で、小型の組み立て家具なんかには向きません。
締め付け力が強すぎるあまりにネジをナメてしまったり、ねじ込みすぎて部材を痛めてしまったり、というようなことが起きます。
ビットの取り付けは六角軸のスリーブ式(左)が一般的。
六角軸のドリル刃もあるので穴あけも可能ですが、細いものだと振動で刃が折れることがあります。
製品を選ぶときのポイント
インパクトドライバーともなると安かろう悪かろうのメーカーはあまり参入してなくて、ブラックアンドデッカー、Makita、日立HiKOKI(ハイコーキ)、BOSCH(ボッシュ)あたりの「きちんとしたメーカー(ブランド)」ならどれを買ってもほぼ大丈夫でしょう。見た目で選んで愛着持つのがよいのではないでしょうか。
ただし、近頃見かけるペン型などの小型インパクトについて一点だけ。
小型・ペン型について
家庭用にあえてこれを選ぶ必要性はないかなーと思います。
こういうのは狭い場所での作業が必要だったり、持ち歩く工具が多くて少しでも軽量化したいプロが、サブ機として選ぶタイプです。
そもそもDIYでインパクトドライバーを買う理由に「それなりの工作で、パワーが必要」っていうのがまずあると思うので、しっかりとしたサイズかつ押し込む力がかけやすいものを選ぶのがベター。
買う前に、作業音に注意したい
作業時の音はかなりのもので、集合住宅や小さい子供がいる世帯ではちょっと使用をためらうレベルです。ドリルドライバーは「キュイーン」って感じの回転音ですが、インパクトは「ガガガガガガッ!!!」っていう衝撃音の連続になります。
うちの子(幼児期)も慣れるまではかなりこの音を怖がりました。
ホームセンターの試用コーナーで確認してみて、気になるようならドリルドライバーを休み休み使ったほうが無難です。
インパクトドライバーのおすすめ
Makita MTD001DSX
HiKOKI(ハイコーキ) FWH14DGL
ポイント
間違いないMakitaとHiKOKIで、バッテリー2個付きで、15,000円くらい。もう迷わずこれ買いなって言いたいです。
お金があんまりない人へのおすすめ Makita MTD0100
ポイント
- バッテリー切れの心配がない有線式
- コード長5mと十分な長さ
- バッテリーがない分、軽い
- 安心のMakita、しかも比較的安い(1万円切る)
僕もこれを持っていて愛用しています。お金ないから。
コード長5mは十分な長さで、作業時に届かないなどという間抜けなことはありません。が、長すぎる感はあって、移動や片付けがややめんどい。
欲をいえば取り回しが楽チンなバッテリー式のが欲しいところですが、やはり値段は魅力。ゆえに後悔はないです。
そしてバッテリーが無いことによる軽さは意外なアドバンテージです。腕力に自信が無い人にオススメ。基本片手で持って、振動を腕に受けながら使う道具ですから。
安いのにバッテリータイプ! EARTH MAN IDR-144LiA
10,000円でのバッテリー式インパクトドライバー。この価格帯は過去なかったです。チクショウ!
高儀はあまり名は通ってないですが、堅実ないいメーカーです。バッテリー式にこだわりたいけど金額は抑えたいという人にうってつけです。
つーわけで、長々書きましたが、良いツールで良い暮らしを!
もうちょいしっかり知って後悔なく道具選びをしたい人はこちらの記事をぜひごらんください。ここに書いたことを補足するような内容です。