キッチンのガスコンロはインテリア雑誌で見て、いいなぁーと憧れていた機種があったのです。通常のビルトインコンロより値が張るのですが、思い切って導入しました。
それがこの、ハーマン(ノーリツ)の「プラスドゥ」です。
雑誌で初めて見たのはまだ家を買う話なんか全然なかった頃ですが、当時は賃貸の2口コンロ使いだったので3口あるコンロに憧れがあり。そのうちIKEAのキッチンの展示にもこれが入って、実物を見ると一層かっこいい。いつか家を買ったらこいつを入れるんだと思ってました。
ビルトインコンロの最終形態と言えるかっこよさ
コンロのツマミが横じゃなくて上についているのと、鋳鉄製の全面ゴトクが渋い。
全面ステンレスというのもいい。
スティーブ・ジョブズがiPodの背面ステンレスカバーに傷がつきやすいとの苦情を聞いたとき、「使い込んで傷のついたステンレスの良さがわからないのか、僕は最高に美しいと思うけど」と突き放したと言いますが、ほんとそう。
いい素材は傷がついても美しい。
便利すぎるタイマー機能ほか
コンロタイマーがあり、煮込み料理なんか作るときも放置でOK。お湯が沸いたら自動消火してくれるボタンもあるので、湯沸しの間に掃除したりと時間を有効に使えます。このタイマー、地味に便利なんだ、ほんと。
朝のパンも魚焼きグリルで焼いてますが、もちろんタイマーで焦げ知らず。オーブントースターなんかもう要らないわけ。
中華料理と相性抜群の、圧倒的火力
4,510kcalと、家庭用では圧巻のスペック。野菜炒めとかも水分が出ることなく美味しくできます。鉄鍋使い的にはもっともっと火力あってもいいんですけどね。
ちなみに火力をもとめるあまりマルゼンのパワークックとかの業務用コンロを入れたかった時期もありましたが、いろいろ調べた結果、消防法でかなり厳しいとわかったので諦めた次第。
よっぽど設計段階から考えた注文住宅なら可ですが、めっちゃ重い&デカイので、中古戸建リノベの我が家には搬入経路からして現実的じゃないのでした。
厨房機器の中古品探したりで安く上がるかなーと思ってたんですがねー。
毎日のことだから、最高に気に入ったものにしてよかった。
いよいよ家を買いキッチンを作るにあたって、IHのガラストップも掃除が楽そうでいいなぁなんてちょっと浮気心も出た。でも中華鍋振りたいし、やっぱり業務用を思わせる全面ゴトクがかっこよすぎましたね。
キッチンはどうしたってほぼ毎日使うものだから、やはり気に入った機器が並んでると気分は最高。
もしこれから家を建てたりリフォームする人がいたら、ここはケチらず、一番望みのものを選ぶことをお勧めしたい。数万円単位の差なんて、日々の満足度で考えれば微々たるもの。
後悔ポイントは掃除くらい
正直言って、後悔は無いです。機能面では欠点らしい欠点は無く、デザインの良さは言わずもがな、刺さる人にはこれ以上刺さるものはないでしょう。
ただ一つ、掃除がめんどくせーなぁと思うことはたまにあります。
特に気になる部分としては、火力のつまみ。上面にあるので確実に油跳ねなどで汚れるし、そこそこ拭きづらい。前面フラット、サッと水拭きして終わりのIHがちょっと羨ましいときはありますね。
それでもIHだったら中華鍋が使えないとか火力が足りないとか、そっちの方が自分にはストレスだったはず。それに比べたら最悪サボれる掃除くらいなんでもないです。
なにより毎日キッチンに立つときの「ウチのコンロ、まじカッコいいぜ」っていう満足感の前には、多少の後悔なんて消し飛びます。