東京都が進める無電柱化はリノベにも好影響なのでどんどんやってほしい。

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東京都が「無電柱化」を推進するため、都道での電柱の新設禁止を柱とする条例を制定する方針を固めたとのニュースが昨日ありました。僕はもう、両手を挙げて歓迎の姿勢です。

 

 

都知事選の際、小池さんの公約の中で何気に一番注目したのが無電柱化の政策でした。
4、5ヶ月でちゃんと話を進めて結果を出してくるんだから素晴らしい。

 

我が家は接道面積がわりと大きく、その中に電柱がどーんと聳えています。電線なんて庭木の蔓が絡むくらいに近い。
当然景観なんてよかろうはずがないのですが、なにより残念だったのはリノベのプランで少なからず諦めなければならないところが出たこと。電線・電柱が近くにある家は、リノベ等の工事の際に少なからず制約を受けるのです。

 

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階段は当初、こんなふうに薄くてスマートなやつを希望してました。
しかし、業者にそれを伝えて見積もりをとった段階でNGを言い渡されました。理由は電柱です。

こういう階段は鉄工所で作ってから現場に運び込むのですが、わが家の玄関からの動線では運び込むための間口がなく、唯一の手段は窓から入れること。
傾斜地に建っているため、窓まではクレーンが必須でしたが、電柱と電線がどうやっても邪魔になるためにその手も使えないとのことでした。

 

吹抜け上部の窓にも同様のエピソードがあります。
本当は景色を邪魔しないように、桟のない大きなFIX窓にする予定だったのです。

しかし縦2200mm横1800mmの大きなガラス窓を人力で運び込む経路は無く、クレーンも使えず。泣く泣く諦め、縦に桟の入った窓に変更することになったのでした。

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クレーンが使えないということは、人が運べるサイズの材料に変えなければならず、それを現場で組むことになるため、人件費も工期も余計にかかることになり、けっこうな痛手なのです。
材料搬入に限らず、搬出にも。リノベでは大量の廃棄物も出ますので。

他にも、RCを使いたかったけどコンクリートポンプ車が入れられない、とかもありそうな…。

 

既存の建物にまつわる制約の中で案を練り、その価値を向上させるのがリノベーションの面白さ、醍醐味ですが、土地にはあまり制約がない方が嬉しい。
今回の条例から始まって、都内でも既存の電柱も姿を消す日が早く来ますように。

カメラ趣味の人間としては、電柱のある風景の良さも分かるんですけどね。