セルフリノベにせよ、小物の工作にせよ、サンドペーパー(紙やすり)をよく使います。
以前はとにかく実際の形を作るところ=ものづくりだと思っていて、パーツの切り出しもそこそこに組み立てて、しかもそこまでで満足しちゃっていました。それがここ数年でようやく仕上げまで気を回すようになったわけです。手触りを滑らかにしたり、ワックスやペンキで色付けや表面保護をしたりと。
そこまですると当然作ったものの質がぐんと向上するわけで、これもものづくりの醍醐味なのに、いままで何をやっていたんだろうね僕は、という気持ちになります。
溺愛しているサンドペーパーはこちら
仕上げの友・サンドペーパーのなかで最近愛用してるのがこれです。
いろんなサンドペーパーを使ってきた上で、最終的に耐久性に重きを置いて布ヤスリに活路を見出していた僕にとってのヒット商品ですので、愛用を超えて溺愛しています。以下勝手に、こいつへの愛を書き連ねたいと思う。
通常の紙ヤスリの3倍長持ち
パッケージに、「通常の紙ヤスリの3倍長持ち」というコピー。
削り粉による目詰りを抑止するコーティングが施された品で、使ってみるとなるほど、確かに目詰りせず長く削ることができます。目詰りしにくいだけじゃなくて研磨材自体も剥がれにくく、それも長持ちに一役買っている感。
価格は高いけど結局コスパは良い
1枚80円前後、安い紙ヤスリは40円前後なので倍の価格ですが、確かに通常の紙ヤスリの倍かそれ以上は持つ。コスパがいいと言えます。
思えば布ヤスリはもうちょっと高かった。しかも無駄に耐久性が高すぎて、研磨材がおちても破れたりしないのでなんだか捨てどきがわからず、なかなか削れなくなってもずーっと使っているというわけのわからん状況でした。
このサンドペーパーは目詰り抑止コーティングが白いので剥がれたこともすぐ気付くし、最終的には使ってるうちに破れるという、替えどきのわかりやすさ。布ヤスリより安いので替えるのに躊躇はないし、よく削れる時だけを効率良く使えるのもコスパが良いと言えるでしょう。
よく使う人ほどありがたい、ガイドライン
パッケージ裏面には、3等分にするためのガイドの点線が入っています。それに従ってカッターで切ると、一般的なサンダーに適したサイズの替えペーパーとなります。もちろん手持ちで使うにも丁度いいサイズ感です。このガイドが地味にありがたいものでした。
研磨力が高い。紙ヤスリより早く、キレのある仕上がり
このペーパー、「紙ヤスリより早い仕上がり」というもう一つのコピーがあります。研磨材が鋭いせいか、確かに削れるのが早い。そしてカンナでスパッと綺麗に削れた時のようなキレのいい仕上がり面ができます。
木っ端に巻きつけるなどして、きちんと平面を当てるようにして角材を磨くと、2こすり3こすりでビシッとエッジが効いた仕上がりになってめちゃめちゃ気持ちいいのです。
もちろん木の材質にもよるんでしょうけど、今回使ってた100番という荒目の番手だけでも、変に粉っぽくなったり毛羽立った仕上がりにはなりませんで。仕上がりがあんまり気持ちいいのでセカンドリビングの窓枠・障子枠など、もともと予定になかったのについつい磨いてしまいました。
1枚買って、木部をちょっと磨いてみたらいいと思う。
窓枠・ドア枠・玄関の框・和室に敷居・柱など、なんか古ぼけたなーと思う箇所があれば、こいつでひとこすりするのがオススメ。あっと言う間に削りたての綺麗な面に甦ります。その上でワックスとかオイルとか塗ったら、頰ずりしたいような木肌になりますよ。
※Amazonだと10枚ひとセットになりそう。1枚だけならホームセンターでの入手が良さそうです。