床下なう pic.twitter.com/upaE24TpW5
— みのりん@DIY・中古戸建リノベ (@mnrworks_2015) February 4, 2019
2019年2月。しばらくのフリーランス生活に終止符を打ち、勤め人に戻ることになった私。
それまでの生活とうってかわって朝の時間にシビアな暮らしになるわけで、怠け者の僕ら夫婦はさっそく、時短家電の導入を閣議決定しました。
ガス乾燥機と食洗機どちらが必要かを慎重に検討し(いきなり両方買う金なんて、ない。)、食洗機を2月に導入することになったのです。すぐさま僕は床下に潜りました。
給水・排水の配管を確認する
僕が作ったキッチンカウンターの下は食洗機をビルトインできる構造ではないため、いろいろ考えた末に、背面のカウンター(作業台)の下に配置することにしました。
右のゴミ箱のところ。給水・排水ともに新たに立ち上げなければいけないけど、シンク周りにスペースがないので仕方ない。キッチンカウンターを作った頃はまだ食洗機というものが半信半疑だったんですよね…。
調査の結果、給水については問題はなく。排水管はまともに取り回ししようとするとシビアですが、まぁそこはDIYならではの適当さでどうにかできなくはないんじゃないかな。
このあたりを業者に頼むとすっごいお金かかるので、知識と経験があってよかったなって思いました。(もちろん自分が業者サイドならそれなりのお金をいただく内容である。)
給水管から施工していく
材料をいろいろ揃えました。
左から、排水管(塩ビ管)と床の穴の間に入れるゴム、主に洗濯機用の止水弁付き給水栓、床に給水管を立ち上げるソケット。
給水・排水を立ち上げる箇所に、ホールソーで穴を開けました。旧い床板の上に断熱を貼ってからの新床板という構造なので、全体的に厚みがあって少々大変です。
キッチンのシンクへ繋がる給水管のちょうどいい位置にコネクターがおりましたので
ここをチーズ(T字)に変更して、食洗機側に分岐しました。
床下や壁の中を這わすなら、いまや給水管は塩ビ管ではなく、架橋ポリエチレン管が一般的。ちなみにコネクターは「エスロカチット」という名前で売っています(メーカーによるけど)
その名のとおり、ポリ管に「カチッ」と押し込むだけで水漏れなく接続ができるのが感動的。カフェリノベのときの余りをうまいこと使いまわせました。
で、こう。あとは床立ち上げのソケットを床板にビス留めして完了。
排水管はいかにもDIYな施工
続いて排水です。これは本来塩ビ管で作るべきなのでしょうが、束や根太を避けるとうまく勾配が取れないので、ちょっと変則的に作ってます。
まずは近くを通っている、風呂からの排水管の途中に穴を開けます。ここに食洗機からの排水を流し込む算段。
こんなパーツを使いました。既存の配管の途中に取り出し口を作れる便利アイテムなんだけど、地味にいい値段します。
しっかり接着して金属バンドで締め込み、そこに排水ホースを接続。
下水の臭いが食洗機内に上がってきたら嫌すぎるので、トラップは必須ですね。
蛇腹ホースをS字トラップの形に固定できる便利なアイテムは、カフェリノベの際に中国から買ったミニシンクについてきたもの。使わず、しかし捨てるのもなぁ、と取っておいたものが役に立ちました。
その他、蛇腹ホースもその先の差込口(緑の部品)も、ぜんぶ余り物です。
角材を適当に打って、何となく排水の勾配が取れるように固定していきます。
写真左上の、青い管と蛇腹ホースが突き刺さっているのが今回やっている給排水の立ち上げ箇所ですね。
この辺は水勾配があんま取れてないんですけど、下げすぎるとトラップの高さを稼げないので・・・。
蛇腹ホースに繋いだ塩ビ管を立ち上げて、排水管も取り回し完了。
塩ビ管を床面で切ったほうが見た目スマートだけど、万一でも排水が溢れたら嫌なので、不格好だけどある程度の高さを残しました。
施工完了!
で、こうなりました。排水ホースと塩ビ管の隙間は適当にパテ埋め。特に排水が適当な取り回しだけど、高温の排水にもちゃんと耐えていて、2年半経った今も問題は起きていません。
食洗機の下は適当に台を作って洗剤とか置いとくスペースに。食洗機本体はパナソニックの小さいやつです。洗いカゴのスペースにおけるやつっていう触れ込みのですね。
始めは4人家族分くらい入るでっかいやつを検討してたけど、満杯になるまで待つのがよく考えたら嫌だなーって。だったら小さいやつをこまめに回す方がいいねと。
食洗機とガス乾燥機はもう手放せないな・・・
それにしても食洗機、マジで便利ですね。ちなみに半年後にガス乾燥機も導入して、すっかりQOLが向上した我が家。
この二つにすっかり慣れてしまった今、それまでどうやって日々生活を回していたかがもう思い出せません・・・。