IKEAから求めやすいLEDエジソン電球が。いい雰囲気の電球が身近になっていく。

LED電球に並々ならぬ力を注いでるIKEAが、ついにLEDフィラメント電球を出しました。

 

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全てE26の口金のもの。3パターンの形状のうち、ふたつは1000円を切ってきました。ややオレンジがかってアンティーク感のある表面の処理も見事。
(惜しくらむは口金のネジ部の上の膨らみかな。ここは無くせなかったのか…)

 

白熱灯=フィラメント電球は省エネの波に乗って各メーカーが生産を打ち切り、LEDという言葉もすっかり一般的になりました。が、やはりあの白熱灯のフィラメントが煌々と光る感じ、懐かしさや暖かさといった雰囲気は捨てがたいもので、エジソンバルブなんて名前でエジソンが最初に発明した電球を模したものが復刻され、カフェとかバーとかで使われておりました。

で、驚いたことにそれをLEDで雰囲気そのままに作ったものが3年前くらいに出はじめたのです。これはたいそうな衝撃でした。これLEDなのかよ!っていう出来栄え。
最初に出したと思しきメーカーのオリジナルは当時5〜7000円くらいでして、僕は安いのを探して、それでも3000円弱だったかな。

 

そして時は流れ、そのIKEA謹製がついに出た。しかも799円。これは仕方ない。買うよね。
というわけでしばらく電球は買わないはずがついつい買ってしまいました。

 

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レトロな雫形状のタイプ。実物、かなりいいです。もちろん本体はガラス。
電気をつけてないときもかっこいい。

 

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さっそくつけてみました。このフィラメント感!
一般的なLED電球の電球色よりも黄色が強いです。

 

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そしてこれひとつではやはり光量不足。
とはいえ実用性がないレベルに暗いわけではありません。トイレを落ち着くくらいの暗さにしてる人なら、1トイレこれ一個でいけるんじゃないかな。居室なら5、6個ランダムな感じでぶら下げたら光量十分&雰囲気良さそうです。ちょっと高くつくけど。

ちなみに我が家では階段の照明として吊るされています。カサもなにもつけずにソケットからぶら下げるだけで絵になるのが良い。

 
 

LEDエジソンバルブ、改めてちょっと調べましたら昨年秋頃からアイリスオーヤマも出すようになり、値段もこなれてきたのですね。最近では1000円以下で手に入ることは珍しくないようです。

ですが、今回IKEAが売り出したことは値段以上のインパクトがあると思われる。

IKEAはインテリアに興味がある人への入門的なポジションの店であり、照明を含め実際の部屋を極めてイメージしやすいショールームエリアと、部品単体を展示・販売するピッキングエリアの両方がある。
多くの人が「あ、この部屋の照明なんか雰囲気いいな。こういう電球もあるんだ。」「このかっこいい電球、省エネのLEDだから家でも気兼ねなく使えるんだ」って頭にインプットすることでしょう、きっと。

 

日本の住宅の照明は非常に遅れているというか独自進化をしていて、シーリングライト一強過ぎだし、どの家も均一に明るすぎ。
夜はもっと薄暗くなれ、その方が落ち着くじゃないか、と僕は日々思っているのです。なんなら電車内もこういうしっとりした照明にして欲しいよ。