光を通す明るい階段に満足も、やや不満。戸建の階段と制約

吹き抜けができてからの翌週末、階段もできてました。
階下に光を通したかったので、蹴込み板なしの「ささら桁階段」を選択。これは当たりでした。階段自体は幅も広くデカくて存在感がすごいですが、目線が抜けるおかげで圧迫感がなくていい感じです。角度もゆったりして登りやすそう。

架け替えにあたって折り返し階段にしたのは、2階を支える鉄骨梁が2mスパンで入っているから。

角度を緩くすると頭がぶつかる

元の階段がとにかく急なので、子どもの安全を考えると緩やかな階段にしたい。でも2mスパンの梁は撤去できないので、直線階段で角度を緩やかにしようとすると、手前の鉄骨梁に頭がぶつかってしまうのです。その制約の中で選択できたのが折り返し階段なのでした。

正面から。手すりはいかにも既製品くさくてダサいけど、これがセットになっていて他はできないと言われてしまった。業者を立てないといけない部分もあってもやもやするけど、特注するお金はないし。これもまた一つの制約ですね。

まぁおいおい色でも塗りかえよう・・・。

踊り場もかなり広くていい感じ。ですが、手すりと折り返しの1段目のところは、もうちょっとうまい処理がなかったのか疑問が残る。せめて「ここどうしますか」くらい聞いてほしかった。

下りで梁が真正面に。ここはやはりというべきか頭ギリギリになりました。他より1段高い天井になります。思いがけず一部折り上げ天井ができてちょっと嬉しい。

鉄骨も石膏ボードで包むかと聞かれましたが、もったいない。ここはそのまま現しでしょう。危ないので上に手すりは付ける。色は当面このままの予定だが、白に塗ってもいいかもしれないなぁ。 

吹き抜けを下から。天井高5m強。過去ずっとマンション暮らしだった自分にはかなり新鮮です。ブレースは構造上イキとなります。ここから植物とかぶら下げても面白そうだ。

なお、吹き抜けの上の掃除ができるよう、ちょっとした工夫を凝らしています。

階段架け替えはかなり費用がかかる(80万円くらい)ので、見積もり時には最後までやるかどうか悩んだ部分。だけど最初にガサッと1階をがらんどうにした時に、やることにしてよかったと思いました。 

ハシゴのようだもの。

というわけで概ね満足な階段架け替えですが、戸建の階段というのは実にさまざまな制約があるんだなぁと思い知りました。

ちなみに本当は、デザイナーズ住宅にあるみたいな、薄い鉄板のシュッとした階段にしてみたかった。ですが、パーツを分割しても運び込むのが難しいとかで、こうした階段になりました。
主に搬入経路の問題(クレーンが使えない)ってのがあります。電線さえなければ・・・!

まぁ、子どものことを考えると厚みがあって柔らかい木の階段でよかったかな。これはこれで気に入ってます。