ディスクサンダーは、シンプルながら使い勝手のいい工具です。
ディスクと呼ばれる円形の砥石で研磨をする工具ですが、切断用の薄い砥石に変えれば鉄もレンガもコンクリートブロックも切れますし、ワイヤーカップブラシを装着させればサビ落としも対応可。
鉄骨を切ったりするのに、リノベでも大活躍。ですが、回転数がものすごいだけに反動も大きくて、支持するのにけっこう力が入ります。
これでやらかしてしまった失敗の話。パワーがあるだけに危険です。
初心者の方はぜひ失敗から学んでいってください。
手に持たない状態で電源を入れたらめっちゃ暴れた
まだサンダーには慣れてなかった時期。あのときはマンション住まいだったのですが、ちょっと作りたいものがあり、ベランダで溶接に精を出していました。で、サンダーを使おうと思って、電源を取るべく窓を開けて和室へ。
畳の上にディスクサンダーを置いてコンセントにつないだ結果…ディスクの高速回転の反動で突如暴れだす本体。
好き勝手にグイングイン動いて超怖いです。
慌ててコンセントから抜いたのですが、その間に畳がちょっと抉られてしまいました。
言い訳だけど、電源ON/OFF分かりづらすぎる…。しかもトグルスイッチってなんかの拍子に勝手に切り替わってしまいそうすぎるぜ。
拡大するとこんなん。
なぜここまで認識しづらいスイッチにするのか。
電源を入れるときの手順を間違えてはいけない
- 本体の電源スイッチを必ずパチパチやって、確実にOFF側になっているか確かめる
- 地面近くで本体のハンドルをしっかり持ってからコンセントを差す。
勝手に動く工具が怖くて、以来必ずこの手順で電源を入れています。怪我なんか絶対したくないかんね…。
やらかした時は幸い畳でしたが、木片鉄片が転がっているような場所でそれが起きた場合にそれらがディスクに弾かれて飛んでくることも考えられるし、本体が暴れた拍子にディスクが割れ、その破片が飛んでくることもありうる。
ジャイロ・ツェペリではないですが、回転の力は強力すぎるので正しく使わねば。
とろける鉄工所(1) (イブニングKC)
野村 宗弘 講談社 2008-11-21 |
ちなみにディスクサンダー絡みの怪我、これを読むとたいへん怖くなります。
ディスクサンダーがちょっとかすめた傷でも、要はものすごい擦り傷なので治るのにめちゃめちゃ時間がかかるそうな。あと、ワイヤーカップブラシのワイヤーが飛んできて目に刺さるのはトラウマレベル。
リアルな工場描写で面白いマンガですが。