県営住宅の植栽の、あまりのかっこよさに嫉妬。

最近ちょこっとカメラマンの仕事をしており、昨日は相模原へ。
そして帰り道でちょっと方向を間違えたところ、たまたまある県営住宅に出会ったのです。
 
夕方の落ち着いた光と、年月を重ねた建物が醸し出す空気がとても良くて、ちょっと散歩。
したらばその植栽が、嫉妬を覚えるほど素敵なナチュラルガーデンで、あまりのかっこよさに驚くやら悔しいやら、のたうちまわりたい気持ちになりました。
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 

 
 
 

これの、ガウラを束ねるという見せ方にかなりショックを受けました。
真ん中のボワってしてるやつです。
 
放っておくとヒヨヒヨ伸びて伸びて、しまいには倒れて地面を這うようになってしまう草だけど、こうして束ねると高さが出てインパクトある。
でもふわふわしてるので威圧感はない。これは真似したい・・・。
 
 

緑の中に紫をプラスしてるのがいい。
レゲリア(パイナップル科)かと思ったけど見た目めっちゃツユクサっぽくて。調べたらそのまんま、紫のツユクサでした。
ツユクサはゴリゴリ生えてくるけど緑色が軽くてあんまり好きじゃなかったやつ。でもムラサキだとめっちゃいい。これも取り入れたい。
 
 
しかし、これと言ってレアプランツがあるでもなし、
かっこいい鉢やガーデンツールを使ってるでもなし、
なんなら僕が忌み嫌うプラのガーデン柵とか、緑の竹みたいなやつのアーチとかがバンバン使われてるのになんでこんなにかっこいいんだろう。
 
 

これなんかは、僕が忌み嫌うタイプのガーデン資材が全部入っていて、背景はごちゃごちゃ。
ありふれた葉牡丹はいかにもちゃちなプラ鉢に植わってる。
 
でも緑の中に紫が映えて目を惹く。手前のキク科っぽい葉っぱも、形も茂り方も可愛いくて気になる。
 
 
 

 
 
 
ここ、「県営横山テラス」は1棟5室程度が100棟くらい並ぶ、なかなか大規模な集合住宅。
 
もちろん住んでいる人もいますが、もはや無人になっている部屋も多いようで、植物に飲み込まれつつある。

 
 
そういう規模感と植物のダイナミックさの為せる技かなと思いきや、基本的に目を引くところは家庭菜園の囲いと公道の間とか、路地のほんのすみっことか、そういう細かいところなんですよね。
各々が各々の家の前とか庭とかちょっとした隙間の土を丹精してるだけって感じ。
 
雑然としてるようでしてないようで。なんというか、独特のまとまり感があるナチュラルガーデン。
なんとなく、大好きな十勝千年の森を思い出しました。


 
北海道のあの巨大な敷地がなくてもこれだけ素敵なガーデンが作れている事実に、憧れるやら悔しいやらの思いでした。
 
 
 

「風車とみかん」。換気扇とか扇風機の羽・・・
こんなのすらなんかかっこよく見える・・・
 
 

未だかつてこんなにかっこいいペットボトル見たことないよ。
なにこれ。猫避け?墨汁?
 
もうわけわかんない。