我が家の床は杉の無垢材のフローリング。いまは梅雨真っ只中、ミチッと目が詰まってきています。調湿してくれてるなぁ。
無垢フローリングというとチーク、オーク、バーチ、ウォルナット、タモやクリなんかの落葉樹系がよく聞かれますが、杉もいいですよ。もし「樹種はよく分からないけど、でもとにかく安くて無垢材のフローリングがいい」という人がいたら、僕は国産杉のフローリングをオススメしたい。
そのためにおすすめのポイントをまとめました。
いいとこ1 / 湿度のことなんてすっかり忘れる調湿効果
僕は窓の結露が本当に嫌いです。好きな人いないと思うけど。
ところがこの家で過ごした冬は、結露を見た覚えがない…! 二重窓にしていない窓でも、です。そして結露どころか、そもそも室内の空気が乾燥した感じも全然しませんでした。これはもう、杉フローリングの調湿効果です。
具体的にいうと、冬場はフローリングの材と材の間が、大きいところで3〜4mm開いていました。それほどまでに水分を放出し、材そのものは収縮していたのです。床って家の中のかなりの面積を占めるわけで、そこがこのような調湿機能を持っているのだからそりゃ効果がでかい。
おかげで本当に乾燥知らずでした。しかも結露を招くほどには出さないってのがまたニクい。日本固有種の木だけあって、風土にがっちりあってるんですね。
いいとこ2 / 赤ちゃん肌どんとこいの肌触りと、体感温度
表面がサラッとしていて、肌触りがめちゃいいです。寝転がっても硬さとか感じず、体が触れているところが蒸れない。比喩ではなく、赤ちゃん肌どんとこいです。
娘が6カ月の時に引っ越してきて、それ以降日々念入りにハイハイしまくってましたが、トゲが刺さって泣くとか、ささくれで怪我をするなんてことも一切なかったですよ。国内加工で、表面処理がとても丁寧です。
そして体感温度。杉は柔らかい部類の木で、空気をたくさん含んでいるので断熱効果があるのです。合板のフローリングのように、冬の朝に素足でヒヤッとなるほど冷えないのもいいところ。
いいとこ3 / 送料のほうが気になるほどの圧倒的安さ
僕が発注したのはシンリン共同株式会社さん。その驚異的な平米単価は3,000円以下。坪単価で8,800円。他で見ても杉材はだいたいこのくらいの価格感です。
95平米分発注して、送料含め32万円。どんな無垢材よりも安いんじゃないかな。
なので、安くあげたいけど無垢材っていう一線は退けない人にはうってつけの材です。
国産杉じゃんじゃん使って、花粉の出ない杉に植え替えようぜ
輸入材に押されて国内でダダ余りしちゃってる杉材。近年見直されてる感あって、少しづつ林業とかそういう方面に目が向いてきていますのでもっと需要が増えればいいな。上手く使えば素晴らしい材です。
そんで、次に植える奴は例の、花粉が出ない杉にするといいね…。
農林水産省|affラボ 偶然の発見から開発された夢のスギ無花粉スギ「はるよこい」
僕も微力ながら、積極的に国産杉材を使っていくつもりです。
追記|デメリットもまとめました
メリットだけじゃフェアじゃないかんね。