食べこぼし、傷、日焼け。無垢フローリングが3年で受けたダメージについて。


無垢フローリングの家に住み始めて3年。
ピッカピカだったフローリングもそれなりの年季が入ってきましたが、いまのところ後悔するほどのことはありません。個人的にはメリットの方が多い。
 
それでもやはり子どもによるダメージを気にする声は多いので、3年の付き合いなりに傷の具合や私感をまとめとこうと思います。

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わが家は無垢の杉フローリングです

メリットとしては、
・調湿効果が大きい(冬も結露知らず)
・肌触りがよく、温かい(ヒヤッとしない)
・めっちゃ安かった。
 
デメリットとしては
・柔らかく、傷がつきやすい
・強度は高くない
・年イチくらいでワックス塗布が必要(やってない)
 
細かくはそれぞれ別記事に書いてます。
 


無垢の杉フローリングのデメリット・注意点などまとめ。
杉フローリングはいいものだけど、当然デメリットもあります。

 

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〈ダメージ1〉固いものの落下痕

→いっぱい傷つけば、気にならなくなる。
 

・娘がよく落とす&ダメージの大きいものは、積み木とハードカバーの絵本(の角)
 

・椅子の細いアイアン脚の痕
 
これらが一番フローリングを傷つけてます。
でも一箇所だけなら気になるかもだけど、増えてくると逆に気にならない不思議。
また後述しますが、時間とともに薄くなっていきます。
 
 

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〈ダメージ2〉娘の食べこぼし・おもらし

→長時間放置しなければ、ぜんぜん平気
 

※写真はイメージです。

固形は言わずもがな、液体も大したダメージになっていません。
表面をしっかりワックス処理しているからだと思われますが、それももう2年以上前の話(そろそろ塗り直ししなければ…)。それでも大丈夫です。
 
これまでにかぼちゃスープ、お茶、牛乳、めんつゆ、おしっこなどいろいろこぼしたけど、すぐに拭き取れば匂いや色が染み付いたことはない。長時間放置しなければ、何も心配することないんじゃないかな。
 
そんなわけで、食べこぼしや子どものおもらしを理由に無垢フローリングを避ける必要はないんでないかと思います。
こぼしたり漏らしたりするのも〜3、4年程度の話でしょうし、そのためにずっと住む家の、途中で替えられない床を決めちゃうのは勿体ない。
 
 
ちなみにうちのフローリングは蜜蝋ワックスで表面処理しています。

天然素材で安心だし、おすすめ。
 
 

おすすめの食べこぼしマット

「食べこぼしシート(マット)」と銘打って売っている市販品はことごとく柄入りか安っぽい木目プリントでクッソダサいので、うちではホームセンターで切り売りの軟質塩ビシートを使ってました。
 

こういうやつ。
1mm以上の厚めのやつにすると、椅子を引いたりしてもめくり上がらないので大変よろしい。
 
 

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〈ダメージ3〉日焼け

→日焼けは避けられない
 
先日、娘の食べこぼし対策に敷いていたビニールマットを外しました。わりとじょうずに食べられるようになったし、もういいかなって。
 
 

そしたら、フローリングは日焼けしてましたよ。
透明なシートとはいえ、やはり避けられない問題ですね。ほかに長期間動かしていない家具の下も焼けていることだろう。
 

わりとくっきり。ま、意識して見なければさして気になるものではないので、気にしないことにします。
 
 

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無垢フローリングならある程度修復できるから、おおらかに対処できる

クレヨンを削ったカスを撒き散らかされたこともありました。
 

そうっと集めて拭いたけど、幾らかは色が残ってしまい…。
 
 
落としたりこぼしたり汚したり、それでも「まぁいいや」くらいの気持ちでいられるのは、多少なら修復できるから。
 
軽いヘコミなら、湿気を吸ったり吐いたりで木が呼吸するうちに、だんだん跡が薄くなっていきます。それ以上なら濡れ布巾を置いてアイロン当てて、膨らませてやればいい。
日焼け跡とか表面についた色なんかは、ちょっと削ってやれば新品同様とはいかなくてもかなり綺麗にすることができます。
 
これが合板に突き板を貼ったフローリングだとこうはいかず、表面が傷ついたり剥がれたら終わり。傷つきにくいけど、傷ついたらもうダメになってしまうのです。
 
 

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無垢材の床は家の歴史そのもの。

家族や家具からのダメージを受け入れつつ、経年なりに”いい顔”に育っていく無垢材は、まさに家の歴史そのものです。傷一つ一つに想い出が…なんてことはさすがに覚えていられないけど、家の雰囲気に”実体”を持たせてくれるような気がします。
古材風のクッションフロアじゃあ出せないんじゃないかな。

床は家の中でも大きな面積を占める箇所なので、ここが良いと家全体の雰囲気がグッと上がるなぁーという話です。
住んでいて、日々実感しています。