陶器に穴あけ加工。洗面台にダイヤモンドドリルをぶち込むの巻。

やってしまった!

洗面台を自作していますが、買い揃えた洗面器と水栓がうまく合わずに取付できないことが発覚しました。
 

陶器の洗面器(流し)には直径25mmくらいの水栓取付穴。
対して既に買ってしまった水栓は、35、6mm程度の穴でないと取り付けできない(配管側のナットが通せない)という事態です。

 
いろいろ考えた結果、洗面器の穴を35、6mmに拡げることで解決を図ります。
 
 

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ダイヤモンドドリルを買った!


ダイヤモンドドリルは、その名の通り刃先に人造ダイヤモンドの粉がついており、陶器・ガラスなどにも穴をあけられるドリルビットです。回転するヤスリって感じかな。Amazonでだいたい3000円くらい。
そんなに頻繁に売れる商品ではないのでしょう、ホームセンター2軒まわったけど求めるサイズが置いてなくて。最初からアマゾンすればよかった・・・。
 

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作業は水を流せるところで。


削り粉も出るし、冷却水をかけながらの作業になりますので屋外がベター。庭にセッティングしました。
風呂でもいいけど、うっかり床とか傷つけたら洗面台以上のダメージだし。
 
 
ダイヤモンドドリルは熱を持つとすぐダメになるそうで、摩擦熱を緩和できるように冷却水が必須なのです。ドリルビットの中には付属のスポンジが入っていて、これに水を吸わせて、万が一にも冷却水切れにならないようにという配慮がしてあるほど。
 
まぁ、冷却水なんて大仰な呼び方ですがただの水道水で大丈夫。
 
 
あとはドリルが滑っていかないように、ガイドリングを両面テープで貼り付けておきます(ガイドも両面テープも付属品)。
これで準備完了です。
 
 

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焦らずとも2〜3分で空いた。わりとあっけない。

洗面器が割れたりしないかビビりながら、ドリルを回していきます。「ゴリゴリゴリゴリ…」と音と振動が伝わってきて、どうやら削れている手応え。
 
 
201605_088
おおっ!削れている!
ガイドを貼る位置が悪くてちょっと中心からずれていますが、水栓の取付時に調整できる範囲なので気にせずゴリゴリ。
 
 
201605_089
ドリルがちょっと斜めになっていて、一部が先に欠けました。穴の内側は不要な部分なので、気にせずゴリゴリ。
 
 
 
いよいよラストスパート。
力を入れすぎていると裏側の穴周辺が変に割れてしまうので、けして押し付けず、慎重に、ちょっと当ててやるくらいの感覚でドリルを回していきます。そして。
 

無事、開きました!
意外とあっけなかった。ドリル回してたの、実質2〜3分でしたよ。
削り粉をきれいに洗い流して、作業完了です。
 
さぁ、はたしてこれで水栓は付くのか。
 
 

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感想と、ダイヤモンドドリルでの穴あけのコツ

  • 使い方は難しくはない。ただ、ドリルの角度をきっちり保てるかが大事。今回力み過ぎていたのかちょっと斜めに開いてしまいました。
  • 思いのほか、削り始めに刃先が滑る。ガイドは必須。付属していないなら別途買ったほうが絶対に良いです。
  • 地道に削っていく感じなので、ドリルにそこまでのトルクは必要ない。安い電動ドリルで十分と思われる(開ける穴の径による、とは思う)。

てな感じかな。
意外と簡単に穴が開けられる事が分かったので、今後はマグカップに穴を開けて植木鉢に、とかも気軽に挑戦できそうです。
 
 

何サイズかセットになってしかも安いやつとかもあったんですが、質が悪くて穴あけできなかったらつらいので、単品でそこそこの値段のやつを買ってみました。
 
 
なお、僕が使ったドリルはこちら。

makita(マキタ)の高速ドリルのエントリーモデルのやつです。
先に紹介したダイヤモンドコアドリルは丸軸なので、インパクトドライバーのチャックには取り付けできません。電動ドリルドライバーか、こうした高速ドリルを使いましょう。
 
ドリルの種類とか丸軸とかチャックとかよくわからんという方はこちら↓をご参照ください。