石油ストーブ コロナSL-221を入手! 分解清掃と芯交換をやりました。

corona-sl221

去年おととしと冬場はエアコンとガスファンヒーターでしのいでいたのですが、ついに石油ストーブを買いました。
もう寒波に太刀打ちできる気がしなくて。
冷え込みとまともにやりあうと電気代が3万ごせんえん円とかいくので・・・。

例によって中古品を買ったので、例によって分解清掃します。
芯の交換もやったので、写真多めでまとめてます。ご参照あれ。
 

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分解の手順

サクサク行きましょう。まず、取っ手を外す。
左右とも、本体との付け根をそのまま外側に引っ張れば外れる。

取っ手と、それで固定されてた天板が外れました。
中は割と綺麗で、清掃の必要はなさそうです。

ネジを外します。左右1箇所づつ。
そうすると外筒を上に引っこ抜けます。

おっと、燃焼筒を忘れずに。これは乗っかってるだけなので持ち上げれば取れます。
思ったよりきれい。あと、デカい。反射式石油ストーブのそれの比じゃない。

ここに埃が溜まってたら、焦げ臭さの原因になるのでしっかり綺麗にしておきましょう。

で、外筒を上にズッと引っこ抜きます。

芯はやっぱりダメですね。

火力調整つまみを引っこぬく。手前に抜くだけ。

外したところ。刺さってるだけです。

外筒のハカマとでも言えばいいのか、こいつを奥側を持ち上げてから手前に抜き去ります。

埃がえげつない。焦げ臭いのは嫌なので綺麗に掃除せねば。
芯より下なので燃えることはないのでしょうが、ほっとく理由もないし。

ホコリを剥がすと蝶ネジが出てきました。4箇所。
これを緩めると・・・

ここ(芯案内筒という部分だそう)が外れます。まっすぐ持ち上げるだけ。
なお、芯の出を確認するために再度つまみをつけてます。
 

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芯との出会い、・・・そして別れ。

ようやく芯に会えました。

正式な外し方があるかもしれないけど、触ったら崩れ落ちました。完璧にダメですね、これは。
 

2,000円くらいです。即ポチ。

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新品の芯と説明書

Amazonで頼んでた芯が届きました。
こういう消耗品をちょちょっと検索してワンクリックでポチれるってのは本当にべんり。インターネットほんとすごい。
昔ならこういうの、ホームセンターか電気屋行って機種の型番から注文番号調べてもらって、届くまで1〜2週間とかだもんなぁ。

ここまで分解手順書いといてなんだけど、新品の芯には大変詳細な説明書が付いていましたので、芯交換をする方は安心してお買い求めください。

各部の名称を知ることができた。こういうの地味に嬉しい。

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芯交換の手順

芯案内筒をひっくり返して一番下の油止カバーを外します。
力任せに引っ張るのですが、その際に金属の縁で怪我をしないように、保護カバーが替芯に付属してくる気の利きよう。
かなり固くはまってるし、芯を引っ掛ける爪あちこちから出ているので、保護カバーがあるにしても軍手はマストですね。
手を切ったところに灯油が入るとクッソ痛い(バイクレストアで体験済み)。

芯押さえの筒に新品の芯を内側からハメます。
芯に付いているピンを筒の穴に入れるように。(3箇所)

そのピンを芯案内筒の内側にある斜めの溝にはめ込む。これによって、芯を上下させるときちょっと回転しながら上がり下がりするわけですね。

こんな感じにはまりました。

油止カバーを戻します。「↓」の刻印が機器正面に向くように。単に、グッと押し込むだけです。
灯油タンクの開口部の縁にパッキンをおいて、上で作業した芯案内筒をはめます。

細かいところは付属の説明書をみればわかりますが、パッキンの上下は説明書に載ってなかったのでいちおう書いとこう。
この向きでおけばOKです。

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組み上げ後の作動確認と点火テスト

最大まで芯を上げてから組み上げました。
ここで対震自動消火装置を作動させて(=左下の重りを倒す)芯がきちんと落ちるかを確認します。
 
なお、油吸ってない状態なので少々きつくて全部は落ちきらないかもしれない。
でも芯が灯油を吸うとそれが潤滑油代わりになってきちんと作動します。だいじょうぶ。(灯油吸わせてから最初の点火前に、必ず作動チェックを!)
 
全く落ちるそぶりがないのであれば、どこかしらおかしいので組み直しをした方が良いかも。

とりあえず半分くらい給油して、点火テストします。
灯油缶にポンプなんて何年振りだろう。関西圏は青がデフォルトだそうですね。
名古屋の人は赤なんでしょうか青なんでしょうか。

無事点火しました。芯が綺麗に焼けるまでけっこう臭いがしますが、やむなし。
夫婦揃って、冬の小学校の教室の匂いを思い出してました。牛乳とかあっためたなー。

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ちなみに灯油缶の話

灯油のポリ缶といえば18Lが定番ですが、このストーブは石油ファンヒーターみたいにタンクだけ外せないので、ストーブのところまで灯油缶を運んでの給油になります。これが地味につらい。重いし。

ちょっと値が張りますが、10Lのポリ缶に変えようかなーなんて考える今日この頃。

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熱の行き渡りかたと、燃費

さすがにめっちゃあったかいです。これ。嬉しい。
 
そして思ったよりは周囲には熱を振りまかないことが分かりました。
ストーブの上部に一番熱気が行って、対流させることで部屋中をあっためる感じ。
 
部屋の真ん中付近に置かないと壁の耐火的にやばいかなと思ったけども、石膏ボードならそこまでものすごい距離離さなくても大丈夫そう。(とはいえ壁の中の木部が焦げる可能性は否定できないです)
 
 
昨年一冬は壁から60cmくらいのところで運用しましたが、今年は蓄熱させる狙いもあって背面の壁の前にコンクリブロックでも積んでみるかな、と考えています。
 
 
 
燃費はそんなに良いわけではなく、全力運転すると4Lのタンクが6〜8時間くらいで空になります。
とはいえ全力運転がそんなに必要かっていうとそうでもなく。最初1時間全力運転で、あとは50%くらいに火力を落としちゃいます。
そうするとけっこう持ちますので、給油は週に2〜3回くらい。
 
大雑把に言って1ヶ月に灯油40Lくらいの消費。18Lで1,700円くらいだったので、4,000円強/月って感じですね。
あまりに外気温が下がるとエアコンが効かなくなるので、その代わりとしてはなかなかコスパいいんでないかな、と思いました。
 
給油やら手間はかかりますが、かなりおすすめの暖房です。